今回のコラム
「南海トラフ地震臨時情報」を受け、
特に東海以西にお住まいの方は
心配な日々を過ごされているのでは
ないかと思います。
大地震もそれに伴う津波も
もちろん怖いのですが、
それに加えて怖いのが
富士山の噴火です。
日本を代表する名峰・富士山は火山であり、
歴史的に何度も噴火を繰り返しています。
最後の噴火は今から300年以上前、
江戸時代の「宝永噴火」(1707年)です。
この宝永噴火による一次被害では
直接的な人的被害は記録されていません。
しかし、
降下した火砕物により
建築物の倒壊や農作地の耕作不能化、
山林・草地の荒廃、道路の遮断、
更に流出した火山灰がもたらした用水路・河川の氾濫など、
農林業を中心とする生産活動・経済活動に
長期かつ広範囲にわたって
多大なる被害を与えたそうです。
この宝永噴火は
1707年の宝永地震(M8・6)によって
地震発生49日後に起こりました。
そのため
南海トラフでマグニチュード8を超える
大地震が起こった場合、
富士山が噴火する可能性も否定できません。
大災害が起こらないことを
祈るばかりです。
一方で、
場合によっては速やかに
国内の安全な場所あるいは国外へ
避難できるようにしておくべきだなと
改めて思いました。
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