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本当は今月あったかいタイにでも
行きたかったのですが、
いろいろ考えて
行かないことにしたので、
代わりにちょっと思い出話をします。
私は一時期タイに住んでいたのですが
タイの室内の冷房の効きは
かなり強かった覚えがあります。
（もう3年くらい行ってないので、
今は違うかもしれません。）
私はASEAN全10カ国を巡りましたが
その中でもタイの冷房は
強い方だったと思います。
設定温度が低くて寒すぎるので、
外は30度越えの南国なのに
私を含め上着を持参している人が
結構いました。
当時の私は
単純に寒すぎるので
もっと温度を上げて
欲しかったですし、
必要以上に設定温度を下げるのは
エネルギーの無駄遣いだなあと
思っていました。
ある日タイ人の女友達に
タイではなんでこんなに冷房が強いのか
と聞いたことがあります。
これは彼女の個人的な
意見なのかもしれないですが、
その友達が言うには
「長袖を着たいから」
とのことでした。
当時私は衝撃を受けて
そんな理由で温度を下げるなよ・・
と思っていたのですが、
今は当時より大人になったので、
彼女の気持ちを
前より理解できるようになりました。
タイはご存知の通り南国ですので
日本のような冬はありません。
乾季は涼しいのですが
バンコクでは一番涼しくて
20°Cくらいにしか
ならなかったと思います。
一年中半袖でいようと思えば
いられる気候なのです。
そんなタイの人の中には、
外では暑すぎて無理だけど
長袖を着ておしゃれをしたい
という人もいるでしょう。
そういった
当時の私では考えもしなかったニーズを
寒すぎる冷房を通して教えてもらいました。
私もまだまだ得意とは言えませんが、
他者の視点から見ると
自分にはない発想やニーズが
見えてきますね。
当たり前のことですが、
他者の気持ちを察して寄り添うことは
人間関係を良くすると同時に
ビジネスにも良い効果を
もたらしそうですね。
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