FIREの条件が年利4%の理由

  • 2024年8月23日
  • 2024年8月23日
  • 投資
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今回のコラム

近年
「FIRE」という言葉・概念が
注目を集めています。

FIRE(Financial Independence, Retire Early)とは
若いうちにその後の人生を過ごすために
必要な資産形成を済ませ、
自由な生き方を獲得しようという
ライフスタイルです。

投資や貯蓄などの資産形成を通して
会社などの勤め先にしがみつかずとも生活できる
「経済的な自立」を達成し、
「早期に退職できる状態」
を目指そうという考え方です。

私は20代前半〜半ばでFIREに憧れ、
今ではほんのちょっとFIREっぽい
個人事業主みたいな感じで
気ままに生きております。

ちなみに、
楽勝にFIREできる人でも
完全にFIREしている人はそんなに多くないと思います。

完全にFIREしたら暇すぎるので、
趣味も兼ねて仕事をしている人が多い印象です。

FIREを実現するには、
1年の支出額の25倍の資産を
用意する必要があるとされています。

たとえば、
1年の支出が300万円なら
25倍(25年分)で7,500万円の資産が目安です。

なお、
25年分の支出額が必要とされる理由は、
「4%ルール」です。
「4%ルール」とは、
FIREにおいて
「毎年の支出額を資産の4%未満に収める」
という支出計画のことです。

なぜ4%なのかというと、
米国株式(S&P500)の
1945年から2020年までの年平均成長率7%から、
同期間の平均物価上昇率3%を引いた数字が
4%だからです。

1年の支出を資産の4%未満に収めれば、
資産が枯渇してしまう確率は
非常に低いと考えられるのです。

ここで勘のいい人は気付いたと思いますが、
銀行預金のみが資産の場合は
年間支出の25倍の資産を持っていても
FIREできません。

銀行預金という
0.1%にも満たない金利で資産を
運用しているのは、

平均物価上昇率を考えると
資産をただただ何もせずに減らしているのと
同じことです。

逆に超低金利を活かして、
住宅ローンなどの返済を急ぐ代わりに
S&P500など年利が高めの金融資産に
投資するのもいいかもしれませんね。

(投資は自己責任で)

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