今回のコラム
先日、
佐賀大の嘉数誠教授(半導体工学)が、
人工ダイヤモンドを素材に使い、
電力を制御するパワー半導体である
「ダイヤモンド半導体」の回路を
世界で初めて開発したと発表しました。
通電のオンオフが高速ででき、
長時間連続で動かしても
劣化しなかったそうです。
実用化を目指して
企業との共同研究を
検討している段階とのこと。
これ、
とても凄いです。
というのも
現在主流のシリコンや
次世代の窒化ガリウムを使用した
パワー半導体に比べ、
ダイヤ半導体は放熱性や
電圧に対する耐性が高いからです。
2030年代の導入が見込まれる
第6世代(6G)移動通信システムや
電気自動車などに最適とみられています。
今や半導体によって
世界が動いているといっても
過言ではありません。
私がよく話題にする
メタバースやAIの性能が
半導体によって
大きく左右されるのみならず、
あなたもお使いの
スマホやPCにも
半導体は欠かせません。
性能の良い半導体を開発できる技術は、
とてつもない力を持つのです。
ということで、
これからはシリコンバレーならぬ
「ダイヤ」バレー(造語です)
が脚光を浴びるかもな
と思いました。
そして日本贔屓の私としては、
ぜひ日本にダイヤバレーが
できて欲しいと思っています。
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