2022年11月11日(米国時間)
FTXという暗号資産(仮想通貨)取引所が
破産申請しました。
簡単に背景を説明すると
姉妹企業の破綻リスクが指摘され
FTX自体の資金繰りも厳しくなり
(実際は前から運営が良くなかったみたいですが)
破産に至ったということのようです。
これに伴い、
11月8日あたりから
暗号資産市場は急激に冷え込みました。
FTXは世界でも有数の
暗号資産取引所なので
日本の金融業界で言えば
三井住友銀行やみずほ銀行が
いきなり破産したくらいの
ショッキングな出来事だったのです。
特に世界中のSolana系の
プロジェクトに与える影響は
大きいと言われています。
今回の騒動は
暗号資産を保有していた人には
残念な出来事なのですが
そこまで悲観する
出来事ではないかなと思います。
その理由は
FTXがいかに大きかったといえど
一企業の不手際による破産ということで
市場への影響力は限定的だからです。
言い換えれば
今回の出来事の要因は
ブロックチェーン自体の問題では
なかったからです。
イーサリアムの
スマートコントラクトに
重大な脆弱性が発見された
などが原因だと
致命的ですが
今回はそういった類の
ものではなかったのです。
そのため
ある程度
暗号資産冬の時代が
長引くことはありえますが
いずれ市場が回復してくると思われます。
「ビットコインは危険」
などといまだに思っている人も
世間には多い気がしますが、
暗号資産のことを
よく知らないままだと
世界で何が起こっているか
わからなくなってしまうので
要注意ですね。